認定記念事業として開催しました「上野の森クイズラリー」では、たくさんの方にご参加いただきました。ありがとうございました。
490名もの方にご応募いただき、11月22日(火)に正解者の中から抽選を行い、各賞の当選者を決定いたしました!
11月29日(火)より発送していきます。なお、当選結果は発送をもって代えさせていただき、落選者への別途連絡はいたしませんのでご了承ください。
クイズの答えを以下のとおり発表いたします。なかなか難しい問題もあったかと思いますが、クイズを解きながらセラピーロードを歩いて、森で癒されていただけたのではないでしょうか♪
来年も森spa、体験ツアーなどのイベントを開催予定ですので、皆様のご参加をお待ちしています!
注)5月~9月末は蚊が多いため、墓地公園エリアのご利用はあまりおススメしません。それ以外の季節か、森に入る際は虫除けスプレー等を使用し、森歩きをお楽しみください。
上野の森クイズラリー回答
【問題1】この木の幹回りは何cmでしょう?
A 約150cm B 約250cm→正解:A

※設置2週間まではBを180㎝としており、腕の長さや可動域により正解が分かりづらく誤解を招く数字であったたため、途中で変更させていただきました。申し訳ありません。以上の理由から、この設問に関しては全員正解とさせていただきます。
【問題2】森の中で土の上を歩くと、耕していないのに柔らかいのはなぜ?
A 落ち葉が腐葉土になり、空気の隙間ができるから
B 実は夜中にこっそり職員が耕してる
→正解:A
(解説)正解はB!というくらい職員の熱意はあるのですが、正解はAでした。
森の土の中には微生物をはじめ、アリ、ダンゴムシ、ミミズ、クワガタやセミの幼虫などが、落ち葉や枯れ枝、動物の死骸やフンを食べ、土の中で生活しています。こうした生き物たちの活動により、落ち葉が腐葉土になり、空気が含まれ、土が柔らかく感じられます。
【問題3】癒しや安らぎをもたらす森林の香り成分「フィトンチッド」のフィトンは植物の意を指しますが、チッドの意味は?
A 殺菌 B 癒し
→正解:A
(解説)1930年代に旧ソ連のボリス・トーキン教授が、植物を傷つけるとその周囲にいる細菌などが死ぬ現象を発見し、この物質を植物を意味する「Phyto」+殺すを意味する「cide」=フィトンチッド(phytoncide)と命名。
森の中が爽やかな香りで溢れているのは、フィトンチッドに含まれる揮発性物質テルペン類が部分酸化する際に現れるマイナスイオン物質の作用です。殺菌・消臭効果のほか、森林浴ではこのフィトンチッドを体内に取り入れることで、ヒトの副交感神経を刺激して精神を安定させ、解放感、疲労回復、ストレスの解消などをもたらします。
【問題4】森林セラピーってなに?
A 科学的な証拠に裏付けされた森林浴 B 街中で森に思いを馳せること
→正解:A
(解説)森林セラピーとは、科学的エビデンス(証拠)を基礎とした森林の快適性増進効果・癒し効果等といった森林浴効果を、健康維持・増進、疾病の予防等に活かすことを目的としています。
【問題5】正面にあるゾウの作品名は?
A 遊星散歩 B 星に願いを
→正解:A
(解説)ヒントにも書いてましたが、ゾウの足元に答えが書いてましたね♪鍛金彫刻家 安藤 泉氏による作品です。
【問題♪】上野の森にもいる鳥で、大分の県鳥に指定されている目の周りが白い鳥の名前は?
A ガビチョウ B メジロ
→正解:B
(解説)大分の県鳥といえば、大分国体で誕生したマスコットキャラクターめじろんでおなじみ「メジロ」ですね♪目の周りが白く体が黄緑色の可愛らしい小鳥です。春になるとさえずりが聞こえてきます。耳を澄ますと「長兵衛、忠兵衛、長忠兵衛(ちょうべい、ちゅうべい、ちょうちゅうべい)」って鳴き声が?※あくまでよくある聞きなしなのでご参考までに
(写真左:メジロ/写真右:ガビチョウ)
【問題7】花にいろいろな色があるのはなぜ?
A 土壌に特別な栄養を与えるため
B 昆虫や鳥にアピールして受粉するため
→正解:B
(解説)白や薄い黄色など淡い色から、紫や赤など濃い色など、花にはいろいろな色があり、大分のセラピーロードでも季節に応じて色とりどりの花を楽しむことができます。
そもそも花にはなぜ色があるのでしょうか?
花が子孫を増やすためには、受粉して種を作る必要があります。ですが多くの場合、花は自分で受粉をすることができません。そこで、昆虫や鳥になどの力を借りることで、花粉を運んでもらっています。
ヒトは3原色(赤・緑・青)でモノを見分けていますが、昆虫や鳥は4原色(赤・緑・青・透明(紫外線))でモノを認識しています。生物の種類によって色の見え方がそれぞれ異なっているため、植物は花の色を来て欲しい昆虫などに合わせて変えているとされています。
【問題8】どんぐりの木の下を見ると、たまに実のついた枝ごと落ちていることがありますが、これはなぜ?
A 虫が切り落とした B 鳥の重みで折れた
→正解:A

(解説)犯人はハイイロチョッキリ!いわゆるどんぐり虫と呼ばれているあの虫です。
ハイイコナラロチョッキリはまだ青いどんぐりの実に産卵し、身を枝ごとくちばしで切り落とします。長い口の先に丈夫なあごを持っており、このあごで青いドングリに穴を開けて、そこに卵を産みつける。産卵が終わると、今度は枝を切り落とします。これは、樹木が傷口から幼虫の成長を妨げる物質を放出するため、その毒から逃れるためだと言われています。